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ふくしまボランティアフェスティバル<2/18(土)>

2月18日(土)有志6人で「ふくしまボランティアフェスティバル」に参加しました。

前日の夜に夜行バスと新幹線組で別々に福島入り。
夜行バス羽生PA、那須高原SAを寄り、福島には5時50分頃に着きました。
眠い、寒いです。

ホテルのロビーで過ごし、モーニングうどんを食べ、ドトールでモーニングコーヒーを飲んで飯坂線に。
飯坂線は単線で360円、終点の飯坂温泉駅まで。洒落た駅です。

10時からフェスティバル開始
午前は、表彰式、福島県知事と福島市長の生の言葉が聞けるかと楽しみにして行きましたが、代読でした。表彰式が終わり、記念講演へ。

◆ダニエル・カールさんの記念講演です。面白かったです。外国人とのコミュニケーションの話ですね。
①8割(外国人=ひょくわからない→日本語がほどほど分かる)
②いってくる(gocome)→言葉を多く付け加えてあげることが親切(誰が何を何時など)
何気なく使っている「行って来ます」の言葉、外国人の方には分かりにくいようです。
・行く、来る・・・?。、だそうです。で、誰が?、何しに?、何時帰ってくるの?、など主語・目的語などがなく困惑するそうです。丁寧に話しましょう。
③婉曲(のようでそうでないかも)→yes、NOをはっきり伝えることが次の行動へ親切
④謙遜(愚妻、宿六)→外国人(うそ?)日本人(反対に言う)悪口に聞こえるので程ほどに

午後は、シンポジウムです。
◆コーディネーターは神戸から福島県社会福祉協議会で長期滞在され支援して頂いた「長谷部治」さん◆シンポニストに
◇相馬市社会福祉協議会の次長兼生活復興ボランティアセンター長の今野大さん
◇大熊町社会福祉協議会の事務局長の渡部正勝さん
◇NOP法人 ザ・ピープル事務局長の甘南備はほるさん
◇連合福島の福事務局長の加藤光一さん
みなさんより。発災当時からの活動の状況、課題などのお話を頂きました。

◆今野さんよりは
・6k先までの津波による被害、10日でボランティアセンターを開設した。
・自衛隊・消防が写真を集めてくれた。5月26日から仮設訪問を開始した。
・仮設の街づくりがとしてイベント、サロン、お茶会、組長、戸長とのコミュニケーション
・仮設に入っていない避難者への声掛け、男性が出てこない→カラオケが有効!
・え、と思ったのは復興支援に切り替わってからは県外からのボランティアを断った、こと。
 要するに、地元密着で支援をして行くんだ、その考えです。

◆渡部さんよりは
・事務所が15か所流され、177名亡くなった。
・会津に4、000人避難、いわきに3,600避難と分散している。
・生活相談員もストレスを抱えている(気になる点です)、人手も足りない。
・「つながっぺセンター」の立ち上げ
・借り上げ住宅に住んでいる方への支援、隣の人も一緒に参加を促すのが大変。
・町ごと避難の例はない、大島は4年、大熊町はもっと長い避難生活になる(長谷部さん)
・海の人が雪の会津で暮らすことの大変さ、潮の香りが恋しい。
・阪神淡路もまだまだ16年間仮設支援を行っている。(長谷部さん)

◆甘南備さんからは
・主体活動は古着のボランティア(燃やさない)
・古着11カ月で18トン、93%リサイクル
・被災者が安心して頼めるように社協と組んで小名浜ボランティアセンターを立ち上げた。
(なべもここで活動に参加しました、事務局の人見さんとお話もしました。)
・地域と一体となってお祭りを行った。
→仮設だけで!地元だけで!でなく「地元も仮設も一緒になり」街づくり、これが大切。
(今後の街づくりで大切なことです。良い話しです。)

◆加藤さんからは
・労働会館にビニールシートを敷いて寝泊まり、硬くて眠れなかった。
・福島・会津・いわきの3拠点で受け入れし延べ9,387名を動員した。
・連合は、大波地区の除染ボランティアにも毎回参加
・初日の旧大波小学校の分校で私たちとも一緒に活動しました。若い男女の青年達と話もしました。

◆課題
・仮設の隣通しでのコミュニケーション・地域コミニティー(仮設・地元住民一体で)
・男性が中々出てこない(仕事、如何に外に、カラオケがいい)
・長丁場の避難生活など
・潮の町に戻りたい。
・相談員のケアも など

参加してとても有意義な時でした。

帰りは飯坂の共同浴場(300円)に入り、とっても熱かった!。それぞれにお土産も買い
帰路に着きました。

<<観光情報>>
飯坂の旧堀切邸
旧堀切邸は、江戸時代から続いていた豪農・豪商の旧家で、1775(安永4)年建築の県内で現存する最大で最古の土蔵「十間蔵」や近代和風住宅の主屋など、歴史的価値の高い建物が現存しています。
主屋には隣接する「新蔵」「中の蔵」「道具蔵」には展示スペースもあり、文化伝承の場となっています。 また、邸内には車いすの方も利用できる「足湯・手湯」があり、源泉掛け流しの温泉でリラックスしながら、美しい庭園を眺めることができる憩いの場所となっています。
◆1923(大正12)年:堀切善次郎(二男) 関東大震災直後の都市計画局長就任
◆1925(大正14)年:堀切善次郎 神奈川県知事に就任
◆1929(昭和 4)年:堀切善次郎 東京市長に就任
かながわも福島とつながりがあるんです。よ!知ってましたか!みなさん。

また行きます「ふくしま」。 なべ(写真は後ほど貼ります。)