【kfop】福島62便(視察研修3号)活動の様子

≪はじめに≫

 平成27年度より新たな活動として、現地の視察研修を年2回進めています。

目的は、ボランティアとして福島に関わる私達の中でも、被災当時の現地、現地の方の話を知らない方が多い。そして、現地の状況も5年経過し変わっていく、記録、知る、広く伝えることを目的として、視察・研修を行います。

 

一、東日本大震災と原発事故の『風化』をさせない

一、地元の現状、今を『正しく知る・伝える』

一、自分達に出来ることを『考える』

 

実施に当たっては、現地の町役場、現地の方々のご理解・ご協力をいただき、進めています。

≪1.第3回視察研修実施内容≫

 

(1)視察先:双葉町

(2)実施日:2016年5月28(土)-29日(日)

(3)ご協力双葉町役場、双葉町職員

       いわき・まごころ双葉会 役員の皆様

(4)視察場所:

《2016年5月28日(土)》

①双葉町 いわき事務所(下車)

双葉町役場・中間彫像施設建設予定地・第一原発近辺(車中)

③双葉海浜公園(下車)

双葉町ふれあい広場(下車)

常磐道双葉復興IC予定地(車中)

双葉駅(下車)

《2016年5月29日(日)》

勿来地区 復興住宅予定地(下車)

②双葉町立幼稚園・小中学校仮設校舎(下車)

双葉町役場 いわき事務所(下車)

≪2.視察の行程・参加者等≫

 

(1)参加者状況

・視察研修参加者:22名、女性:11名、男性:11名 

・当日は良い天気でした。

 

(1)視察行程・時間概略

《2016年5月28日(土)》

・07:00 横浜出発

・10:25 双葉町役場 いわき事務所(町長ご挨拶)

・12:20 ゲート通過(視察1)

・12:25 双葉町役場・中間彫像施設建設予定地・第一原発近辺(車中)

・12:50 双葉海浜公園(下車・弁当)

・13:20 双葉町ふれあい広場

・13:30 常磐道双葉復興IC予定地(車中)

・14:00 双葉駅(下車)

・14:30 高瀬スクリーニング場(視察1終わり)

・14:53 浪江IC

・15:40 道の駅よつくら港

・17:00 田人おふくろの宿 ~ 自由時間

・18:00 復興計画などお話し・質問(研修1)

・19:00 夕食(町長ご挨拶)

・20:00 懇親会

・23:00 就寝

《2016年5月29日(日)》

・07:30 朝食

・09:30 出発

・09:40 勿来地区 復興住宅予定地(視察2)

・10:00 双葉町立幼稚園・小中学校仮設校舎(視察2終わり)

・10:35 双葉町役場 いわき事務所

・11:00 いわき・ふたばまごころ会様との交流(研修2、交流会)

(会長ご挨拶、事務局長より写真をお使いいただきお話しを伺う)

(役員のみなさまと交流)

・12:20 双葉町役場 いわき事務所出発

・17:00 横浜着・解散

≪3.視察状況と一部写真≫※スタッフ記録より

 

5/28(土)~29(日)

かながわ「福島応援」プロジェクト(kfop)の視察研修便で双葉町を訪れました。

 

2日間にわたり双葉町の職員の方にアテンドしていただき

・土曜は双葉町内(双葉海浜公園、町民立ち寄り所、常磐道に新設される復興インター建設予定地、JR双葉駅周辺など)

・日曜はいわき市内にある復興公営住宅建設予定地、幼稚園・小中学校の仮設校舎をご案内いただいたあと、いわき市内の借り上げ住宅にお住まいの方々による自治会「いわき・まごころ双葉会」の役員の皆様にお話を伺いました。

 

双葉町は原発事故の影響で全町避難を余儀なくされ、一時は役場機能を福島県外(埼玉県加須市)に移転していました(現在はいわき市に役場を置いています)。

警戒区域の再編後も、町の(面積/人口の)96%が帰還困難区域に区分されており、立ち入りが厳格に制限されているため、復旧さえままならない状況です(※道路をふさいでいた倒壊家屋の撤去や道路の除染は済んでおり、今回立ち寄った場所の放射線量は下がってきています)。

 

いわき・まごころ双葉会の方々も、避難が長引くことを覚悟し、いわき市民ではないけれども「住民」としての意識を持って交流に取り組んでおられるそうです。

 

重く苦しい現実の中で、行政職員や町民の方々がそれぞれに故郷の絆を守ろうと尽力されていることを、多くの人に知っていただきたく、淡々とお伝えするしか術がありません。

01 双葉町役場。業務は行われておらず、車はずっと置かれたままの状態です。すぐそばまで、中間貯蔵施設の候補地になっています。

02 東京電力福島第一原発は双葉町と大熊町にまたがって立地しており、1~4号機は大熊町、5・6号機は双葉町にあります。6号機のあたりを敷地外から見学。バス車内から撮影しています。


03 双葉海浜公園。美しい渚です。三角の建物はマリーンハウスという名称で、近所の住民が3階に逃げて津波の難を逃れたそうです。

04 津波の爪痕が残ります。


05 富岡町で津波被害に遭い、現在はいわき市で仕出し弁当事業を営んでいる観陽亭さんに、今回、おにぎり弁当をお願いしました。美味しかったです。

06 双葉町民の立ち寄り所。


07 写真アルバムなど、拾得された思い出の品の展示も行われています(現在はコンテナではなく建物内に展示)。

08 常磐道のインターチェンジを新たに双葉町、大熊町に建設する計画があります。その双葉インターチェンジの予定地です。ここと、町の復興拠点を結ぶ幹線道路も整備される計画です。


09 手前の灌木の茂みは、水田だったところです。水田はどこもこのような状況です。評価の高い、自慢のお米が作られていたそうです。

10 双葉駅に近いメインストリート。倒壊して道路をふさいでいた建物は撤去されていますが、ほとんどの建物は手つかずのまま。


11 2階の壁(パネル)が外れています。

12 こちらは完全に壁に穴が空いています。


13 JR常磐線の双葉駅。再開していません。建物はまだ新しいそうです。

14 ホームと線路には草がはびこっています。


15 ホームに自生していたノイバラ。

16 今回の宿は、いわき市田人町にある「田人おふくろの宿」。レストランやテニスコート、体育館もあり、利用者は多いようです。


17 あたたかみのある、きれいなお宿です。

18 いわき市の勿来酒井地区にある復興公営住宅の建設予定地。双葉町民が対象で、180戸という大規模なコミュニティになる予定です。診療所、仮設店舗、高齢者サポート施設なども計画に盛り込まれています。


19 双葉中学校、双葉南小学校、双葉北小学校、ふたば幼稚園が1か所に集まっている仮設校舎。生徒数は全部で35名。少人数であることを逆に活かし、ICT教育も取り入れているそうです。グランドがないことが課題。

20 いわき・まごころ双葉会様、町職員様、当会参加者一同。

28日朝、28日夜と2度も町長よりご挨拶を頂戴しました。

みなさま、ありがとうございました。


≪4.視察後の研修報告≫

 

視察後は、宿泊先で双葉町の復興計画などについて研修を行いました。

また、参加者からの研修報告を以下にまとめ後日ご報告させていただきます。

 

(1)双葉町内視察して

(2)簸歳の現状と復興への課題をお聞きして

(3)復興公営住宅予定地を視察して

(4)いわき・まごころ双葉会様と交流・お話を伺って

(5)参加して(個人全体所感、神奈川県内に向けて)

(6)双葉町様へ(町長、町役場、町民の皆様へ) 

≪5.視察研修便参加者アンケート≫ ()内は回収・回答数です。一部抜粋。

 

(1)参加のきっかけ

a(10)福島でボランティアをしたかった

c(07)日程や行程がよかったから

e(09)その他

・娘から今回の研修があるけど一緒に参加してみないということを聞き、現状の双葉町の事を知れると思い参加いたしました。

・福島の現状を知りたいと考えたから

・他団体で双葉町だるま市に手伝いをした事から双葉町に関心を持った。

・個人的に行くよりも、皆様の交流を基に、より多用で人々の交流が出来る。

・双葉町に関心があった。

・双葉町の現状と将来計画について知りたかった。

・復興計画を行政の方からお聞きできるから。

・双葉町の現状を知りたかったから。

・双葉町の現状を知る為。

(2)出発前のkfopからの案内

a(19)ちょうどよかった

c(    )多すぎた

(3)今回の活動(視察研修)は如何でしたか

a(16)非常に満足

b(04)満足

・懇親会は飲みづらい雰囲気だった。

⇒そうですね。今回オン・オフの切り替えが中途半端でした。次回はメリハリを付けます。

(4)活動(視察研修、全般)時間について

a(06)今回と同じでよい

c(04)その他

・初めてのことでいつものボランティア活動の事が良くわかりませんが、今回とても良かったと思っています。

・あさ、横浜・東京どちらからでも乗れるのが良かった。

・活動はしていないが、時間については今回のでよい。

・宿泊便としてはちょうど良い。

⇒ありがとうございます。

(5)これからも参加したいですか

a(17)参加したい

(6)活動(視察研修、全般)についてのご感想・ご意見・伝えたいこと

・目的に沿ったプログラムだと思いました。目的の②「現状とこれから」を被災された方々、行政の立場の姿、住民の立場での姿、特に行政の現状と姿勢、胸打たれました。

・2日間の研修内容、そして日程や調整など、ご準備いただき大変感謝いたします。とても中身の濃い、そして双葉町の現状が良く理解できる研修でした。特に、行政のお立場と被災された、それぞれのお立場の思いをお聞きできたことは、改めてこの状況に置かれている方々のご苦労を理解する貴重な機会だったと思います。

・初めての視察便でした。一番良かったのは、双葉町の方のお話を聞くことが出来たことです。作業中心の活動とは違った形ですが、大切な活動だと思いました。 

・双葉町職員のお2人がとても明るいお人柄だったので、楽しい雰囲気の研修になったと思います。

・震災後、地道に活動を続けてこれれている事にまず感心しました(ボランティア活動に関して娘から色々聞いていたので)。続けてきたことによって地元の方々との信頼関係も見させて頂き、済んでいる場所等に関わらず地域を超えての交流の素晴らしさに考えさせられました。

・原発の近くまで行かれて、見ることが出来て良かった。行政の考え方と、避難されている方の生の声が聞けて良かった。

・双葉町の武内様、橋本様のアテンドに篤く感謝します。お二方の仕事・熱意には感動するばかりです。これから困難は増えますが、双葉町の復興に向けて意気込みを自分も勉強させていただきました。

・現地を見て、かつ行政の方の案内があって、現地の状況を具体的なイメージを持て知ることが出来ました。ほんとうに有意義な視察でした。

・双葉町の今が知れて良かった。

・ありがとうございました。

・次回研修も期待しています。

・復興住宅などに移動された後のことなど、これからも問題が続き、神奈川からできる事を少しでも何かにつなげたいと。

・双葉町の方々と短い時間でしたがお話をし、いわきで生活している現状を知ることが出来ました。参加したからわかることがあるので、これから先も参加して行きたいと思います。

⇒参加のみなさん、双葉町様のことをみなさんの目、耳、体で感じていただいたようです。双葉町様の視察研修便を実施し、意味があったと感じます。

双葉町長、双葉町職員の皆様、双葉会の皆様、ありがとうございました。

 

(7)kfopの今後の活動(全般)に期待すること

・次回の視察に参加したいと思いました。

・これからもぜひ研修活動もつづけて頂きたいと思います。

・視察研修便は今後も続けられたらいいと思う。

・兵庫県からの遠い応援となりますが、kfop活動に目を向けていたいです。初めての私も本当に心良く受け入れて下さった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

・福島行きを継続しましょう。スタッフの皆様ご苦労様でした。ありがとうございました。

・定常的な活動と今回のような研修活動を続けて、福島の復興に少しでも役立つこと。

・これからも視察便には参加したいと思っています。

・毎月のボラバスを期待しています。

・今まで続けてきた活動をこれからも続けて欲しいです。毎回はムリですが参加できる時もありますので・・・。

⇒今後とも出来ることを続けて行きます。

 

(8)アンケートご回答者

・性別 女性(9) 男性(10)

・年代 20代() 30代(2) 40代(3) 50代(9) 60代(4) 70代(1)

・職業 会社員(10) 自営業(1) パート他(1) 家事専業(1) 定年(2) その他(3)

・被災地ボランティア経験 

 初めて(2) 2~3回() 4~5回(1) 6~9回(1) 10回以上(14)

≪6.お礼≫

 視察・研修は、双葉町様、いわき・まごころ双葉会様のご協力をいただき、実施することが出来ました。ご多用な中のご対応、同行と、感謝申し上げます。

また、参加者は、この視察・研修で、現地に行くこと、現地の方にお話しを伺うことにより、より多くのことを見る、知る、聞くこと、感じることが出来たと思います。双葉町のみなさんの復興への想いも感じたと思います。

伝えて頂きたいと思います。ありがとうございました。

 

視察研修資料、報告書はとりまとめ出来ましたら、ご協力いただきました皆様に送らせていただきます。 

≪7.収支 ≫ 2016.6.31時点

参加費 経費
費目 計画 実績 費目 計画 実績
参加費 382,000 407,860 活動費 427,116 407,660
(全て自費)     保険料 4,000 4,400
 繰越寄付※2 28,587 0 印刷費※1 10,000 10,000
新規寄付 30,529 0 通信費※1 0 1,890
収入計 441,116 407,860 支出計 441,116 423,950
収支※2 0 ▲16,090

※1:実績未済及び精算未済(活動報告完了で確定)。

※2:活動報告完了、確定の上で精算する。

≪8.最後に≫

 参加者より、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、現地を知り、感じていただけたこと、何よりです。視察研修の目的です。

何ができる、と言う訳ではありませんが、知ることは大事です。

それぞれに、出来ること、感じたこと進めていただければと思います。

 

福島の元気に!、福島の笑顔に!

双葉町の皆様、参加者の皆様

ありがとうございました。 

かながわ「福島応援」プロジェクト
kanagawa.fukushima.ouen.pj

特定非営利法人かながわ避難者と共にあゆむ会
特定非営利法人かながわ避難者と共にあゆむ会
認定NPO法人かながわ311ネットワーク
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チームかながわSUN
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(第16次赤い羽根助成金で活動)
(第16次赤い羽根助成金で活動)
azbil みつばち倶楽部様
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azbil みつばち倶楽部様
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リコー社会貢献クラブ・FreeWill
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一般財団法人神奈川県建築安全協会
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富士ゼロックス神奈川㈱端数倶楽部
富士ゼロックス神奈川㈱端数倶楽部
シティアクセス株式会社
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福島県
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福島の旅
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福島市
fukushima.cite
こらんしょふくしま
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助け合いジャパン
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JCN
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ボランティアインフォ
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ふくしま連携復興センター
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かながわ「福島応援」プロジェクト
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「震災を忘れない気持ちをあらわすプロジェクトです」
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