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令和4年3月福島県沖地震の状況について

3/16に発生した福島県沖地震について、スタッフで把握している状況をお知らせします。

 

今回特に被害が大きいのは、福島県では新地町、相馬市、南相馬市鹿島区、国見町、宮城県では山元町などの南部のようです。東日本大震災のときよりも揺れが大きいように感じたという方もいらっしゃるようで、屋根瓦の落下、雨漏り、壁の亀裂、建物の基礎とのずれなど、建物自体の損傷が多いそうです。また破損した家財道具の廃棄も多く、集積場所が一杯になっているようです。余震もあり、不安なまま過ごされている方もいらっしゃいます。昨年2月の地震で受けた破損の修繕がやっと終わったのに…と精神的な負担もあるでしょう。

 

地震の直後には停電と断水が発生していましたが、一部を除き解消されつつあります。自治体間の連携によって給水車の派遣が行われたこともあり、不便ではあるものの物資が足りないということはなかったようです。

 

港湾施設もダメージを受けて漁業も一時ストップしていましたが、少しずつ再開しているそうです。イチゴなどの栽培用のハウスは停電や給水設備の破損で大きな損害を受けているとも聞きます。

 

このような状況ですので、現状で必要とされているのは、屋根のブルーシート張りができる業者や専門系ボランティア、また、高齢者のみの世帯など片づけにお困りの世帯へのボランティア派遣です。社会福祉協議会による災害ボランティアセンターの開設状況については、先日もメールでお知らせしたとおりです。コロナ禍ということもあり各市町村内の在住者のみが募集対象となっています。

 

全社協 2022(令和4)年福島県沖地震 特設ページ

https://www.saigaivc.com/earthquake/20220316/

 

災害後はどの組織も手が足りずホームページの更新が滞りがちになりますので、現地の最新情報をお知りになりたい方は、SNS(Facebookやツイッター)で情報収集されることをお勧めします。いくつか例を挙げます。

 

災害救援 レスキューアシスト

新地町の社会福祉協議会と協力して高所作業などを担当されています。

https://www.facebook.com/rescueassist

 

相双ボランティア

軽トラで被災ゴミの運び出しや運搬に協力されています。

https://www.facebook.com/sosovolunteer

 

最後になりますが、皆様にできることのご提案です。

ブルーシートで応急処置はしたものの大工さんに家屋の修繕を頼んでもいつになるか…というお宅も多いことでしょう。また、現行の災害救助法では十分な補償がでるとは言えず、自治体ごとの独自施策なども期待されます。自治体への寄付(ふるさと納税)や、日本赤十字などの義援金への募金をぜひご検討ください。

 

さとふる 令和4年3月福島県沖地震 災害緊急支援寄付

https://www.satofull.jp/static/oenkifu/202203_fukushima.php

 

ふるさとチョイス 災害支援 令和4年福島県沖地震

https://www.furusato-tax.jp/saigai/filter?category_id[]=1261

 

日本赤十字社令和4年3月福島県沖地震災害義援金

https://www.jrc.or.jp/contribute/help/202203/

 

また、いずれ状況が落ち着き現地の旅館などが営業再開されたら、ぜひ訪れて現地を応援することもご検討ください。